回転計事業TECHNOMETER

いいものは
時代を超えて語り継がれる

回転計

 FKSは、昭和19年海軍当局の要望をうけて、船舶用の機械式回転計をつくり始めました。当時、技術の先端をゆく海軍の艦艇に採用されたことは、かなりの技術水準をもち高い信頼性を誇っていたことがうかがわれます。
 以来60余年、つねに顧客様の要望を採り入れ、新しい材料や加工技術を導入し、改良を積み重ねて、ついに洗練された定番商品として完成の域に達しました。
 高度技術の現代でも、このFKS機械式回転計は、どっこい生きつづけ、今なお根強い人気を集めています。

FKS回転計の構造

回転計

調整軸仕組 ナイキ仕組 ガバナ仕組 下部仕組

FKS機械式回転計の特徴

  • 耐震性・耐久性に優れています。
    FKS機械式回転計は、クロスガバナ方式を採用していますので、耐震性・耐久性に優れています。
  • 正確な指度で針ブレがありません。
    緩衝ばねや、シリコンダンパを組み込んでいますので、指針のブレもなく、正確な指度を示します。
    また、エンジンガバナ試験での急激な速度変化にも、針の動きはスムーズで、正確に指示します。
  • 温度変化に影響されません。
    遠心式(機械式)は、その構造上、温度変化による指示誤差は少ないうえ、更に特殊材料のばねを使用していますので、温度変化による指示誤差の心配はありません。
  • 見やすい盤面
    目盛板は、コンピュータ作画によるシンプルなデザインです。
    特殊アクリルカバーを採用していますので、盤面は見やすくしかも耐久性に優れています。
  • 外部からの指度調整ができます。
    指度調整機構の採用で、約−5°〜+10°の範囲で調整ができます。(ただし、指度調整機構には、許可なく触らないで下さい。)

 機械式(遠心式)回転計は温度変化や振動、その他の外部条件の影響を受けにくく、耐久性・信頼性に富んでいますので、船舶用エンジン、自家発電用エンジンに最適です。

FKS回転計の種類と仕様

 FKS式回転計は呼び径Ø100mmとØ70mmの2種類で、それぞれ、積算計(時数計)の付くものと、付かないものがあります。

FKS機械式回転計の仕様
呼び径(目盛板直径) Ø70mm、Ø100mm
積算計(時数計) 積算計なし、積算計付きがあります。
測定範囲 約80rpm〜3,000rpm
目盛範囲は最低目盛の4倍〜6倍(標準5倍)
回転方向 時計方向、半時計方向どちらにも対応
目盛板のデザイン 特殊目盛、緑線、赤線等のご要望に対応
(目盛板試作のうえ、ご承認を得ます。)

回転計関連商品

  • 回転計用たわみ軸

    各種たわみ軸

    • エンジン側(駆動側)の構造は、数種類あります。詳細はカタログを参照してください。
    • 長さ寸法は、ご要望に応じます。
  • エルボ継手

    各種エルボ継手

    • エンジン側(駆動側)および、たわみ軸側の構造は、数種類あります。詳しくは、カタログにて確認ください。
    • 特別な形状についても、特別注文にて承ります。

事業紹介

  • 精密加工事業
  • 回転計事業

株式会社福井計器製作所

株式会社 福井計器製作所

福井県鯖江市神中町1-9-10 TEL: 0778-53-0027 FAX: 0778-52-7710 Mail: webmaster@fukui-keiki.co.jp

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