FKSは、昭和19年海軍当局の要望をうけて、船舶用の機械式回転計をつくり始めました。当時、技術の先端をゆく海軍の艦艇に採用されたことは、かなりの技術水準をもち高い信頼性を誇っていたことがうかがわれます。
以来60余年、つねに顧客様の要望を採り入れ、新しい材料や加工技術を導入し、改良を積み重ねて、ついに洗練された定番商品として完成の域に達しました。
高度技術の現代でも、このFKS機械式回転計は、どっこい生きつづけ、今なお根強い人気を集めています。
機械式(遠心式)回転計は温度変化や振動、その他の外部条件の影響を受けにくく、耐久性・信頼性に富んでいますので、船舶用エンジン、自家発電用エンジンに最適です。
FKS式回転計は呼び径Ø100mmとØ70mmの2種類で、それぞれ、積算計(時数計)の付くものと、付かないものがあります。
呼び径(目盛板直径) | Ø70mm、Ø100mm |
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積算計(時数計) | 積算計なし、積算計付きがあります。 |
測定範囲 | 約80rpm〜3,000rpm 目盛範囲は最低目盛の4倍〜6倍(標準5倍) |
回転方向 | 時計方向、半時計方向どちらにも対応 |
目盛板のデザイン | 特殊目盛、緑線、赤線等のご要望に対応 (目盛板試作のうえ、ご承認を得ます。) |